エンドユーザー向け解説書「Office 365チームサイト活用ガイド 2013年度版 SharePoint Online で情報共有」11/28発売です

昨年11月に日系BP社から出版させて頂いた「チームサイト活用ガイド」を、4月の大幅アップデートによる改変をふまえ「2013年度版」として改訂しました。延び延びになってしまっていましたが、今月(ようやく!)11/28日発売です。

今年4月~のアップデートで、SharePoint Online は SharePoint 2010 ベースから 2013 ベースになり、画面操作も機能も大きく変わりました。あらかじめ承知の(大)企業ユーザーの方はともかく、一般ユーザーの方は相当戸惑われたんじゃないでしょうか。本書はその「青い」SharePoint のエンドユーザーむけ解説書です。

表紙もオレンジから青系になりました(笑)

SharePoint は「ぱっと見のわかりやすさ」よりも、世界中の企業の業務ニーズに応えるために多角的に先鋭化しています。そのため、どうしても「難しい」と思われがちです。クラウドサービスである Office 365 の SharePoint Online では、この「分かりにくさ」の壁はことさら高く、SharePoint が上手く使えない、そもそも何が出来るか分からない─そんな声をしばしば耳にします。

これはとても勿体ない!こうしたエンドユーザー、あるいはサービス導入の主導ユーザーの方を対象に「SharePoint はこんな風に使えます/使うと便利です」という角度からご説明してみる。これが、昨年同様、本書の基本的なスタンスです。

本書の前半分は、「ドリル」と銘うち「個人ファイルを共有する」「チームでファイルを共有する」「アンケートを行う」など、SharePoint の用途を具体的に設定して、その操作手順を詳しくステップ バイ ステップ で解説しました。

しかし、それでもやはり SharePoint をきちんと使うには、独自の用語や概念を理解する必要があります。そこで後半は、それらを出来る限りわかりやすく、用語ベースで説明しています。また、Office 365 の独自機能である、公開Webサイト、外部ユーザー招待についても解説を入れました。

結果的に、本書は Office 365 だけでなく、オンプレミスの SharePoint も含めて「SharePoint は初めてなんだけど…」というユーザーの方に最適な入門書になったのではないかと思います(なっているといいなぁ)

…実のところ、この改訂を甘く見ていました(苦笑)バージョンが変わったとはいえ、基本的な部分は同一なのだから、画面ショットを撮り直して文言を訂正すれば良いだろう、と軽く考えていたことは否めません。しかし、実際には、製品の様々な機能アップデートに加え、重要な新機能も多く、構成レベルから再考する必要に迫られました。実質的に、ほぼ新規執筆に(汗)

ひとつ留意点として、本書は SharePoint を網羅的に「すべて」解説することを目的にしていません。全て書こうとすると、冗談でなく辞典並みになります(笑)本書はあくまでユーザーの方がまず必要と思われる事項を、出来るだけわかりやすく説明することにフォーカスしていますので、より深く SharePoint を理解したい方は、本書を入口に、より技術寄りな他の参考書籍をあたって頂くことをお勧めします。

なお、日経BPさんにお伺いしたところによると、今月21日、22日に開催される Microsoft パートナーカンファレンス会場の出版物ブースにて、本書の先行販売があるそうです。来場される方は、是非お手に取ってみて頂けると嬉しいです。

 

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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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