SharePointとYammerコラボレーションによる可能性

エンタープライズ向けTwitter、といえば、SalesForceの「Chatter」が有名です。しかし、このエントリでご紹介したいのは、その競合サービスであるYammer。日本人的にはやや微妙な名前ですが(苦笑)

Yammerは簡単に言うと、企業内ドメインに閉じたTwitter+αです。アカウントはメールアドレスですが、このアカウントのドメイン部分が同じユーザ間でのコミュニケーションが前提になります。このため、Twitterのような完全オープンでなく、企業内に閉じたメッセージングが簡単に実現できます。

YammerとChatterの機能はとても似通っている(実はWebサイトまで・・・)のですが、Yammerの特徴のひとつは、SharePoint連携がある、ということ。

どこかで見た画面ですよね(笑)

このYammerとSharePointのコラボレーションは、実はとても面白いのではないかと私は考えています。

私の個人的な意見、というよりはSharePointユーザとしての実感ですが、SharePointはどこまで行っても、情報の「ストア」なのです。つまりストック情報を整理して蓄積するための場。

もちろんそれは悪いことではありません。業務基盤として必要不可欠な機能ですし、SharePointはこの点においてとても優れているとも思います。

しかし、一方で、フローの情報、それも「つぶやき」のような流速の大きいフロー情報の扱いは不得手です。リスト(掲示板)でも機能的には対応できるのですが、数千アイテムがキャパシティ上限ですので、正直厳しい。
その部分をこのYammerが補完できるのではないかと思います。

残念ながら、このSharePoint連携機能は有料(プレミアム)ユーザ限定のため、まだ試せていません。とはいえ、折を見て、いわゆる「人柱」になってみようかと思案中です。

YammerのSharePoint連携がSharePoint2010に対応。Office365も?

Yammer公式
Microsoft SharePoint 2007 Integration
Yammer、SMART、Chatter~代表的な3つの社内 Twitter サービスを使ってみた
社内向けSNS「Yammer」の試用レポート
つぶやきが社内を元気にしていく!? Yammer(ヤマー)導入レポート @ロフトワーク


これまでのコメント

  1. kojikudo より:

    発見が遅れましたが、こんな記事書かれていたんですね。私も全く同じ事を考えていました。この組み合わせの持つパワーを是非検証したいですね。

  2. 中村 和彦 より:

    こんばんわ!yammer、とても面白いと思うんですが「有料版の試用版」が無いんですよね…3.11の件もあり、まだ試せておりません…

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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
FB : 中村 和彦
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