Infopath の「終了」が正式に告知されました
Infopath は一般の知名度こそ低いものの、SharePoint とは極めて親和性の高い Office 製品でした。しかし、本日 Microsoft の Office Blog によると Infopth の開発は 2013 で終了し、後継プロダクトに道を譲ることになるそうです。
Office Blog : Update on InfoPath and SharePoint Forms
Microsoft confirm InfoPath 2013 is last release of the product
記事の情報を簡単にまとめると以下になります。
InfoPath 2013 が最後の製品リリースになる。
関連する製品(例:Infopath フォームサービス)も終了する。
製品サポートは 2023 年 4 月まで続く。ただし機能改善や新機能の提供はない。
Office 365 の Forms Services がいつまでサポートされるかは別に案内される。
Microsoft は「フォーム」製品/サービスに継続投資するので、Infopath にかわる後継については今年 3 月の SharePoint カンファレンスで情報公開される。
既存のフォームを後継製品/サービスに移行する方式についても用意するので、既存の Infopath ユーザーはこのまま Infopath でフォームを設計しつづけてもらって問題ない。
おそらく、既存の SharePoint ユーザーにとって一番気になるのが「このまま Infopath でフォームを設計しつづけてよいのか?」という点かと思います。これについては、う〜ん、現時点では分りません(苦笑)
上記の通り、Microsoft は後継製品のリリースと同時に、マイグレーション方式の検討についても同時進行で進めている、と強調しています。これはとても嬉しいことです。が、一方でエンドユーザーが設計するフォームは時に複雑怪奇だったりしますので、その全てを何の問題なくマイグレートできる…とは、まあ、正直、考えにくいですね。
現時点では、判断できるだけの情報がありませんので、やはり 3 月の発表迄待つしかないのが歯がゆいところです。
Infopath は私はお気に入りプロダクトでしたので、今回の発表はとても残念です。しかし、SharePoint におけるフォームソリューション、という意味では、確かにいろいろと不満もありましたので、後継プロダクトに期待しています。