ドキュメントライブラリとワークフローの関係 2

ワークフロー自身によるプロパティの変更も、「更新」扱いでワークフローのトリガになってしまう、という SharePoint の(Designerの?)イマイチな仕様で頓挫した前回のトライですが。本来の目的は、ライブラリにファイルを登録した際のワークフローの所作を把握することでした。テスト用WFを組みなおして、再挑戦です。

■ドキュメントライブラリ新規WF
・新規登録時に起動
・ログ用カスタムリストに「新規登録」というタイトルでアイテムを登録

■ドキュメントライブラリ更新WF
・更新時に起動
・ログ用カスタムリストに「変更」というタイトルでアイテムを登録

この二つのWFを、ドキュメントライブラリに設定しました。

早速、ファイルをアップロードします。

「ドキュメントライブラリ新規WF」だけが動いたようです。

登録したファイルのプロパティを編集してみました。

「ドキュメントライブラリ更新WF」が動きました。

以上を総合すると、こうなります。

1.ドキュメントライブラリにファイルを登録した際、WFが動く。
2.しかし、直後のプロパティ設定は更新として認識されない。WFは動かない。
3.改めて(ドロップダウンメニューから)プロパティを編集すると、更新としてWFが動く。

む~、(2)は意外でしたし、ちょっと困りました。

例えば、ドキュメントアップロード時に、ユーザを選択させて、そのユーザ宛にリンクメールを送付したり、あるいは選択ユーザのみにアクセス権を限定したり。
ワークフローでそんな動作をさせたかったんですよね。

しかし、そもそも(2)で WF が動いてくれないと、これが実現できません!

─実は、(2)でWFに動いてもらう方法も見つけたのですが、これはまた来週(笑)

ドキュメントライブラリとワークフローの関係
ドキュメントライブラリとワークフローの関係 3


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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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