ドキュメントライブラリとワークフローの関係 3

ドキュメントライブラリにファイルをアップロードすると、ワークフローはどんな挙動をするか?前回のトライで以下の結論を得ました。

1.ドキュメントライブラリにファイルを登録した際、WFが動く。
2.しかし、直後のプロパティ設定は更新として認識されない。WFは動かない。
3.改めて(ドロップダウンメニューから)プロパティを編集すると、更新としてWFが動く。

しかし、(2)でWFが動かない、というのはひそかに不便です。
例えば、アップロードしたファイルになんらかのプロパティを設定して、そのプロパティに基づいてワークフローを動作させたい場合など。
もっと端的言うと、プロパティとしてユーザを選択させ、そのユーザにメールを送信したり、アクセス権を設定したりといったことが出来ません。

これは SharePoint(Designer)の仕様─かとも思ったのですが。
今回は(苦笑)基本機能で対応できることが判りました。

ミソは [現在のアイテムでフィールドの変更を待つ] アクションです。

これを設定すると

ドキュメントのアップロード

指定したプロパティ列が空白なので、WFが中断

ユーザがプロパティを設定して保存

WF再開

という風に動作してくれるようです。

いや~、[現在のアイテムでフィールドの変更を待つ] アクションって、この為にあったんですね。
初めて知りました(汗)

ドキュメントライブラリとワークフローの関係
ドキュメントライブラリとワークフローの関係 2


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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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