CSS で SharePoint 2013 のリッチテキスト領域の幅を広げる

何故か判りませんが、以前のバージョンからずっと、SharePoint のリッチテキストは標準の幅が狭いんですよね。この点は SharePoint 2013 でもあまり変わりません。そこで CSS でこの幅を広げてみます。

source_css

とりあえず、お知らせ掲示板リストで HTML ソースを確認してみます。うわ、幅指定がインラインで記述されてる(汗)

20130617image01

この時点ですごく嫌な予感がしたのですが、結論から言うと杞憂でした。

以前のバージョンでは TABLE タグの入れ子に加えて各要素に幅指定が適用されていて、そのバランスが実に絶妙(悪い意味で)で酷く苦労したのですが。SharePoint 2013 ではこの辺りがスッキリ改善されていて、この末端要素(TD)以外には幅指定がありませんでした。素晴らしい!

そのため、フォームの編集/表示幅を広げるのは実に簡単。

<style>
.ms-formbody{width:680px !important;}
</style>

以上、終わりです。「680px」のところはお好みで変更してください。「100%」にするとリキッドデザインになります。※画像は判り易いように領域に黒線をつけています。

表示フォーム
20130617image03
編集フォーム
20130617image02

ただ、すべてのテンプレートを確認できていないので、この指定で何処かが崩れる可能性はあります。もしあったら教えてください。

このスタイルを SharePoint 全体に適用するには、以前ご紹介した「SharePoint All Page Scripting」を使う方法が便利です。2010 の頃のサンドボックスソリューションですが、SharePoint 2013 でも問題なく動くことを確認しました。

20130617image04
20130617image05

なお、サイドバーを非表示にする CSS は、こちらでクリエの奥田さんが投稿されています のでどうぞ。ただ、SharePoint 2013 ではサイトレベルの設定で非表示にもできるので、できれば設定ベースにしておいた方がよいかとは思います。

これでもうmasterpage編集いらず?「SharePoint All Page Scripting」
「SharePoint All Page Scripting」でCSSを読込む
SharePoint 2007のリストの狭い入力エリアを快適にするCSS


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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