SharePoint「Windows エクスプローラで開く」が異様に遅い

SharePointの「Windows エクスプローラで開く」、つまりWebDav通信によるライブラリへのアクセスが異様に遅い場合があります。これは既にある程度知られた現象で、Windows7で発生します。

実は、これ、解決方法はとてもシンプルです。

Windows 7 のクライアント端末から、SharePoint サイトのOffice 文書を参照する時の注意点
クライアント端末としてWindows 7 を使用し、SharePoint Server のドキュメント ライブラリーに保存されている Office ファイル (Excel や Word など) を 参照しようとすると、参照時間がものすごくかかる! という問題です。実はこの現象、クライアント端末が Windows 7 の場合に Internet Explorer オプションの [LAN の設定] にて、”設定を自動的に検出する” にチェックが入っていると発生します

ie のオプションを外してやるだけ!。
これで嘘のようにレスポンスが改善するのですが、ここで注意点が一つ。

実はこの現象は、Windows7 だけでなく、VISTAでも発生します。そして更に、サーバOSである Windows Server2008R2 でも発生します。あまりエンドユーザには関係がないかもしれませんが、サーバ担当者の方はご注意ください。(私はHyper-Vで仮想環境を構築していてハマりました)

Open with Windows Explorer in SharePoint (Fix Slow WebDAV Performance on Windows 7 / Vista)


これまでのコメント

  1. 鈴木 裕二 より:

    このページ(http://sharepointmaniacs.com/archives/2830)が特に参考になりました。
    所で、
    「そして更に、サーバOSである Windows Server2008R2 でも発生します。あまりエンドユーザには関係がないかもしれませんが、サーバ担当者の方はご注意ください。」とありましたが、2008R2上でIEユーザーとしてアクセスする速度が遅くなるのでしょうか?
    それともサーバー/Client間で遅くなるのでしょうか?
    ※サーバー/Client間なら対応しないといけないので・・・

  2. 中村 和彦 より:

    これはあくまで「クライアント」側の問題ですので、「サーバOS機の上でWebDavを使う場合」ですね。サーバ側で対応しないとエンドユーザに影響がある、というたぐいの話ではありません。

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Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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