却下された自分が作成したアイテムが見えない(承認ステータスの不自然な挙動)

本年最初は、こんなバグ?現象のご報告から始めたいと思います。

まず下準備。

リストの設定→バージョン設定で、[送信されたアイテムに対してコンテンツの承認を必須] にします。
なお、「下書きアイテムのセキュリティ 」は、[アイテムの作成者およびアイテムを承認できるユーザー](デフォルト)です。
一般ユーザには、投稿・編集・削除まで可能な権限(承認不可)をつけます。
次に、一般ユーザ「Aさん」がこのリストにアイテムを投稿します。
→承認の状況は「承認待ち」です。
システムアカウントで、このアイテムを「却下」します。
→承認の状況は「却下」です。
今度は、「Aさん」でこのリストにアクセスします。
「却下」されたアイテムが見えます。
─ここまでは正常な挙動。以下がバグ?です

今度は、システムアカウントで、このアイテムを「承認」します。
→承認の状況は「承認済み」です。
その後、システムアカウントで、このアイテムを「却下」します。
→承認の状況は「却下」です。
今度は「Aさん」でこのリストにアクセスします。
理屈の上では、「Aさん」にアイテムが表示されるはずなのですが。
何故か表示されません
同様に、「承認待ち」にした場合も表示されません。
つまり、「一度、承認(公開)したかどうか」で、同じ却下/承認待ちのステータスの挙動が異なっていることになります。
これ、バグですよね…。

2014/4/4 追記
これは SharePoint 2007 に関する記事ですが、頂いた情報によると 2010 でも再現するそうです。SharePoint 2013 に関してはまだ未調査。


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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