ワークフローをデザインする際の要注意点(小ネタ)

SharePoint Designer でワークフローをデザインする際、「新規作成時に起動する」「変更時に起動する」をチェックしている─、つまりワークフローをエージェント的に利用しようとしている時には、注意が必要です。

そのワークフローが、何かリストの値を変更するような動きをしている場合、その時点で変更フラグが成立しますので、ワークフローが終了後、再度ワークフローが起動してしまいます。下手をすると無限ループです。

例えば、以前のエントリにある「書きかけアイテムをユーザには非表示にする」を試してみてください。アイテムを公開した(つまり変更フラグが立った)場合の、ワークフロー動作を確認すると、二度起動していまします。そして二回目のループで、「変更なし」のフラグが立って、ワークフローが終了します。

なんでこんな仕様にしたのかは不明ですね。あまり合理的じゃない。ワークフローによる値変更は「変更フラグ」を立てないようにして欲しかったですね。

皆様、よいお年を─


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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