SharePoint 受信メールの構成

SharePointの受信メール機能を構成すると、SharePoint自身がメールを受信し、複数ユーザにルーティングしたり、リストやライブラリにメール経由で投稿したり、ということが可能になります。

設定方法:
・2007:受信メールの設定を構成する (Office SharePoint Server)  
・2010:受信メールを構成する (SharePoint Server 2010)

SharePoint2007の場合、サーバ構成の管理→受信メール設定で有効化しますが、この画面で下図のようなアラートが出る場合、そもそもSMTPサーバ機能がサーバにインストールされていません。

Windows Server 2008 R2へのSMTPサーバーインストール手順

最新のサーバOSであるWindows Server 2008 R2にはIISマネージャにSMTP管理機能がないため、旧版のIIS6.0マネージャを利用して有効化します。仮想サーバのプロパティの[アクセス]タブ[中継の制限]で中継を許可します。

環境により、ExchangeにSMTPコネクタを登録する必要があります。

SMTP 送信コネクタの作成: Exchange 2010 SP1

SharePoint2010の場合、[システム設定]→[電子メールとテキスト メッセージ (SMS) /受信メール設定の構成]から。設定項目そのものは同じです。

Microsoft SharePoint Directory Management Web Service を構成すると、SharePointグループに電子メールを設定することで、自動的に(またはシステム管理者の承認を経て)、のActiveDirectoryの指定OUに配布グループが自動作成されます。SharePointグループに追加/削除されたユーザオブジェクトは、ADの配布グープにもきちんと連携されます。

・SharePoint2007設定画面

・SharePoint2010設定画面

SharePoint2010の送信メール機能を構成する手順


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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