オンプレミス版 SharePoint Server 2016 のリリースは 2016年の第二四半期に

2015年秋のリリースかと思われた オンプレミス版 SharePoint Server 2016 ですが、Microsoft から 2016年の第二四半期(4~6月)リリースとの発表がありました。パブリックベータは 2015年第四四半期(10~12月)で、早期導入プログラム(Technology Adoption Program /TAP) も提供されます。

次の SharePoint 2016 はまずクラウド版を開発して、そこからオンプレ版をリリースする、はじめての「クラウド・ネイティブ」な SharePoint になります。つまり、オンプレミス版が、クラウド版(Office 365)のサブセットになります。現行の SharePoint Online を触っていると、やはりあちこちに「オンプレベースであることによる限界」を感じるので、これは画期的ではないかと。

とはいえ。まだまだオンプレミスユーザーは多いですし、グループウェアは広範な業務に密着したシステムだけに、その傾向は簡単には変わらないでしょう(既存ユーザーについては)。

すると気になるのが、オンプレミス版の SharePoint Server 2016 はいつリリース?という話。この点について、Microsoft から正式なアナウンスがありました。

SharePoint Server 2016 update
SharePoint Server 2016 will become generally available in Q2 2016, with a public beta planned for Q4 2015. We also want to confirm our commitment to delivering on-premises releases of SharePoint for the foreseeable future.
http://blogs.office.com/2015/04/16/sharepoint-server-2016-update/

リリースが 2016 年の第二四半期(4~6月)。
パブリックベータが 2015 年の第四四半期(10~12月)。
早期導入プログラム(Technology Adoption Program /TAP) についても言及があります。

20150417image01

資料で SharePoint 2016 がフォーカスする、と強調されているのは以下の三点です(適当訳)。

1. UX の向上
・モバイル
・パーソナライゼーション
・人を軸とした情報共有とコラボレーション

2. クラウド技術による基盤
・パフォーマンスと信頼性の向上
・ハイブリッド構成
・サポート/監視ツール

3. コンプラアンスとレポーティング
・新しい情報保護とモニタリングの仕組み
・レポートィングと分析の向上
・信頼できるプラットフォーム

SharePoint を以前から知っている方は「あれ?」と思うのではないでしょうか。そう「エンタープライズポータル」や「ソーシャル」「BI」「アプリケーション基盤」といった要素が軒並み挙げられていません。ある意味、かなり新鮮です。

個人的には、これは Microsoft がクラウド(Office 365)を前提に、製品(サービス)ラインナップの中で SharePoint が占めるべき位置を再定義した結果なのだろうと思っています。つまり、情報/コンテンツストレージとしての SharePoint です。

新しい SharePoint は、情報の中心ではあるけれども、必ずしもエンドユーザーにとってのフロントエンドではない。ユーザーは、その時その時の状況(業務)に適したロケーション、デバイス、アプリケーションから SharePoint の情報を活用し、コラボレーションし、SharePoint に情報を保存する。そんなイメージです。

従来の「すべてをココで」「テンコ盛り」SharePoint に馴染んでいるので、ちょっと寂しいんですけどね~(苦笑)

Cnet:マイクロソフト、「SharePoint Server 2016」のリリースを延期
ZDNet:Microsoft pushes back next SharePoint Server release to Q2 2016


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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