(紹介)サイト コレクションのユーザー情報へのユーザー プロファイル同期の仕組み

Japan SharePoint Support Team Blog から表題の記事の紹介。まあ、既に大抵の方が読まれているかもしれませんが(苦笑)、自身の備忘録を兼ねて。

サイト コレクションのユーザー情報へのユーザー プロファイル同期の仕組みについて (まとめ)

いろいろと謎(?)が多く、トラブルシュートが難しい「ユーザープロファイル」、つまりユーザーの表示名やメールアドレス、その他の情報が SharePoint 内でどのように扱われているか、の技術的なまとめです。これは中の人でないと書けないだろう、というレベルで非常に詳細かつ実戦的。かつ今後も適宜更新されるようなので、ブックマークに入れておくことを強くお勧めします。なお、基本的に最新バージョンである SharePoint 2013 の話ですが、SharePoint 2010、2007 にもほぼそのまま該当します。

そもそもですが、SharePoint Server は Active Directory との連携が前提です。しかし、一方で無償版である SharePoint Foundation は AD と連携しません。このため SharePoint は「ユーザー情報を自分自身で管理するしくみ」と「AD からユーザーの最新情報をインポートして同期するしくみ」を二重に持っているんですね。そして、その間をジョブで非リアルタイムで繋いでいる。

前者が「(各サイトコレクションの)ユーザー情報」、後者が「(SharePoint 全体管理の)ユーザープロファイル」です。この二重構造と、何故そうなっているのか?を把握しておかないと、ユーザープロファイルの扱いはなかなかイメージしづらいかもしれません。

そういえば、SharePoint 2010 までのユーザーピッカー(ユーザーを検索して選択するダイアログ)では、「サイトコレクションのユーザー情報に存在するユーザー」と「ユーザープロファイルにのみ情報があるユーザー」では、検索の挙動が異なる、という挙動があった記憶がありますが、GUI が完全に変更された SharePoint 2013 ではどうですかね?後で確認しておきたいと思います。


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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