集計値と関数で「先月の案件」だけをリストビューに表示させる

SharPoint のビューはフィルタ設定で情報の絞込みができますが、関数を使うことができないため、複雑な条件指定はできません。表題のお題もそのひとつです。こうした場合には、集計値列を組み合わせて工夫します。

この場合、ぱっと考えれば [TODAY]-31 で行けるのでは?と思うのですが、これですと、今日起算なので「先月」ではなく「31 日前」になってしまいます。そもそもひと月は必ず31日ではありませんから、ズレも生じます。

そこで、リストに集計値列を二つ追加します。もちろん、実際にはビューに表示する必要はありません。

次月の一日 =DATE(YEAR(完了日),MONTH(完了日)+1,1)
次月最終日 =DATE(YEAR(完了日),MONTH(完了日)+2,-1)
※「完了日」列に基準となる日付が入っています

前月の案件を表示するのに何故「次の月」を計算するのか?と疑問に思われるかと思いますが、これは [TODAY] 変数はビューのフィルタ設定でしか利用できない、という制約によります。

つまり「今日」を基準に判定する以上 [TODAY]変数はどうしても必要なのですが、集計値には [TODAY] が使えません!そこで、各アイテムに「自身が “前月” として表示されるべき期間」を値として用意し、それを基準にビューの [TODAY] で判定しよう、という訳です。

あとは、この値を使ってビューにフィルタを設定します。ここでも [TODAY] はベースに出来ないので頭が混乱します(苦笑)

今日は9月17日なので、8月が「完了日」の案件だけが表示されました。

フォーラム:ビューでのフィルタについて
How To Use Filters in SharePoint to show items in the current Calendar Month


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
FB : 中村 和彦
blog: Be・Better!
MS MVP SharePoint 2009/10-2011/9
MS MVP Office 365 2012/10-2014/9