stsadm.exe でアップグレードしたチームサイトをを統合する

ShraePoint 2003 から SharePoint 2007 にバージョンアップした際、チームサイトは独立サイトコレクションとして移行されます。
しかし SharePoint 2007 はサイトコレクション内に対する機能が大幅に強化されていますので、このままでまあまり上手くありません。
サイトの性質にもよりますが、ひとつのサイトコレクション内に統合したほうが合理的です。


このような場合、管理ツールである stsadm.exe が活用できます。

1) チームサイトをアップグレードする(SPS2007 サイト化)
2) stsadm.exe で、サイトをエクスポートする
3) stsadm.exe で、ポータルの任意の場所(階層)にサイトをインポートする


この手順で、ほぼ完璧に移行できます。
ほぼ、というのは 1 の時点でデザインやアクセス権がおかしくなり、 2 の時点でユーザの通知設定が無くなってしまうからです。
しかし、この点に目をつぶれば、十分に使える手法だと思います。

stsadm.exe については、例によって kunitaka さんが解説されていますので、そちらを見ていただくとして(苦笑)、ここでは起動パスとコマンド例だけ書いておきます。

◆stsadm.exe のパス
cd c:¥Program files¥common files¥microsoft shared¥web server extensions¥12¥bin
◆エクスポートコマンド
stsadm -o export -url http://xxxxx/sites/xx/ -filename C:¥¥folderexport.cab -includeusersecurity -overwrite
◆インポートコマンド
stsadm -o import -url http://xxxxx/ -filename C:¥¥folderexport.cab -includeusersecurity

なお、このツールの名称は “spsadmin” ではありません(笑)
最初すっかり間違って覚えていました…。

アップグレードで引継がれる要素、失くす要素
kunitaka’s SharePoint Factory:
サイトコレクション又はサイトの移行
(サブ)サイトの移行


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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