コンテンツのクエリWEBパーツの微妙な挙動
SharePoint2007で新たに追加された機能「コンテンツのクエリWEBパーツ」 これがちょっと凄い。ただし、挙動にやや微妙な点もあります。
コンテンツのクエリWEBパーツは、コンテンツに対してクエリを投げることができます。
これは、指定条件に合致するコンテンツを抽出表示するWEBパーツです。SharePoint 2003 のデータビューに似ていますが、次の点で異なります。
・複数サイト、ポータル全体から抽出できる。
・より複雑な条件を指定できる。
・通常のWEBパーツ変更から設定できる(FP/DESIGNER不要)。
・表示レイアウトは限定的にしか弄れない。
このWEBパーツを使えば、従来は難しかった「ポータル全体で自分が対象ユーザに指定されているアイテム一覧」「サイト全体の新着ファイル一覧」などが実現可能になります。
設定は簡単です。まず 共有WEBパーツの変更 で設定画面を呼び出します。クエリの対象になる範囲(ソース)とデータ(リストの種類)、必要に応じてフィルタを設定するだけです。
追加フィルタは三種類まで設定できます。このフィルタに利用できる要素は「サイト内の列」機能と連動しおり、ユーザが独自に追加した項目によるフィルタも可能です。さらに、対象ユーザのフィルタ処理を有効にすれば、該当アイテムを対象ユーザに応じて表示・非表示することもできます。
これはかなり使い勝手の良さそうな機能で、いろいろと用途を思いつきます。たとえばポータル全体からブログの最新投稿を抽出表示したり、自分の/未完了のタスクだけを一覧表示もできそうです。
ただ、設定を弄っている中で、二つほど気になる障害?にぶつかりました。これから調べますが、ここにメモしておきます。
◆障害?仕様?1
コンテンツのクエリWEBパーツで、タスクリストに対して、「担当者/次の値を含む/ME」というクエリを投げた場合、もしクエリ対象に担当者列が複数選択可能なタスクリストがひとつでもあるとエラーになる。
◆障害?仕様?2
コンテンツのクエリWEBパーツで、追加フィルタの構成要素として「タイトル」を指定すると保存した途端に強制的に「姓」に変更されてしまう。
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