非表示WEBパーツと描画速度

画面上にWEBパーツを置くほど、ページの描画速度は遅くなります。1つや2つならあまり気になりません。しかし、流石に10を越すと、はっきりと速度低下が体感できます。

では、[対象ユーザ] で非表示にしたWEBパーツはどうなるのでしょうか?
例えば部門毎にライブラリを用意して、それをログインユーザの所属に応じて表示させてたい場合です。

この場合、画面上には、部門の数だけライブラリを配置することになります。しかし、実際に表示されるのは、その中からひとつだけです。この際の画面描画速度はどうでしょうか?

実際に試してみました。

このサイトには10以上のライブラリが配置されていますが、対象ユーザに該当しないために表示されていません。

サイトをロードすると、スムーズに描画されました!全く何も無いサイトと比較しても、ほとんど変わりません。比べると、一瞬もたつく気がするか?という程度でしょうか。

ここから察するに、MOSS 2007 の画面描画は まず表示するWEBパーツの判定→WEBパーツの描画 という順序になっているようです。これなら、動的にコンテンツが切替わるページも作りやすいですね。

ただし、ページを編集する際は要注意。当然、すべてのWEBパーツが表示されますので、この際には相当もたつきます。


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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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