SharePoint 2007 におけるユーザ所属の扱い/人検索

SharePoint は基本的に社員の「所属」を表示するよう設計されていません。
リストの末尾や列に表示されるのはあくまで作成者・更新者の個人名のみ。所属はそこからリンクで個人ページを辿って参照する仕組みです。

これが米国流(?)なんでしょうか。
日本人である私からすると、やや不便であることは否めません。


SharePoint Server 2007 においてもおそらくこの設計思想に変更は(残念ながら)ないようです。
しかし、いくつか改善された点もあります。

まず、人検索に改善がありました。

1.人検索を組織で絞り込める

人検索の検索結果で、ヒットしたユーザの所属組織が複数ある場合、それを絞り込むリンクが表示されるようになりました。
これはかなり便利です。

2.人検索の検索オプションで部署を指定できる

[検索オプション] をクリックすると、こんなダイアログが表示されます。
ただ、部署はマスタから選択できるわけではなく(テキスト入力)、その上どうも、正式名称で完全一致しないとヒットしない仕様のようです。



このままでは役に立たないと思うのですが…。
何か私の設定が悪いのかも。

続きます


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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