SharePoint 2013 でのアクセス権限レベル「閲覧」と「閲覧のみ」の違い
SharePoint 2013 と あたらしい(2013/3/1以降)の Office 365 チームサイトでは、アクセス許可レベルに「閲覧のみ」という、これまでの「閲覧」とは別のアクセス権限レベルがあります。この違いについてです。
見るからにまぎらわしい(苦笑)
まず、アクセス許可レベルに含まれる権限を確認してみると、実は一項目しか違いがありません。
しかし、この「アイテムを開く」が具体的に何を意味しているのか、説明文だけではよく判りません。
ここで言う「サーバー側のファイルハンドラ―」とは、SharePoint の上にあるファイルをそのまま Office クライアントで操作する機能です。つまり「閲覧のみ(View Only)」は「閲覧(Read)」と異なり、Office ファイルをクライアントで開くことができません。ブラウザで OWA 経由に限定されます。
こう書いてしまうと、つまり「ダウンロード禁止」?と誤解を招きそうなのですが、残念ながら違います。OWA の印刷機能で PDF を指定できてしまうため、その用途ではあまり意味がありません。
また、OWA でのアクセスのみ、限定されているため、ファイルの URL を送る際には、以下のように、パラメータに「Web=1」を指定しておく必要があります。パラメータが無い場合「アクセス拒否」されます。
https://xxx.sharepoint.com/documents/設計書.docx?Web=1
実は、海外のサイトでは「閲覧のみ(View Only)」の場合、そのファイルが検索にヒットしない、という報告もあったのですが…私が Office 365 環境で試した限りではきっちり検索にかかりました。
それにしも、もう少し判りやすい日本語訳はなかったもんですかね(苦笑)
参考:
Interesting Difference Between “View Only” & “Read” Permission Levels
SharePoint Online ユーザーに Office ドキュメントを読み取り専用で表示する
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