書籍 SQL Server 2008 による Office SharePoint Server ストレージ技法

アスキー社から表題の書籍がリリースされました。SharePointはデータベースを意識させない設計思想ですが、やはり堅実な運用にはSQLの理解が必要不可欠です。

SharePoint は操作を WebUI で行い、エンドユーザもシステム管理者も「データベース」を意識しないで済むのが特徴です。しかし、ある程度の規模でシステムを運用しようとすると、やはり SQL に関する最低限の知識は必要不可欠になります。このあたり、Windows95以降でも、細かな運用には MS-DOS の知識が必要不可欠だったのに近いかもしれません(?)

これまで、SharePoint + SQL という組み合わせについては、確たる手引きが無く、運用担当の職人芸的な知識に頼らざるを得ませんでしたが、こうして書籍がリリースされたことはとても喜ばしいですね。

SQL Server 2008 による Office SharePoint Server ストレージ技法

第1章 概要
1-1 Office SharePoint Server 2007 の概要
1-2 SQL Server 2008 の概要
1-3 エディション
1-4 システム要件
1-5 ライセンス

第2章 Office SharePoint Server 2007 の展開
2-1 Office SharePoint Server 2007 の構成方法
2-2 スタンドアロン構成のインストール
2-3 サーバーファーム構成のインストール
2-4 仮想化環境における構成

第3章 ストレージの構成に関する推奨事項
3-1 サーバーの構成
3-2 ストレージの構成
3-3 データベースの構成

第4章 安定したストレージの運用管理
4-1 SQL Server 2008 の新機能
4-2 インデックスの保守
4-3 データベースの監視
4-4 統計情報の保守
4-5 パフォーマンスの管理

第5章 ストレージにおける高可用性の実現
5-1 SQL Server 2008 の高可用性
5-2 フェーリオーバークラスター
5-3 データベースミラーリング
5-4 ログ配布

第6章 ストレージのバックアップ リストア運用
6-1 Office SharePoint Server 2007 サーバー ファーム環境のバックアップ
6-2 SQL Server 2008 のバックアップ リストア

第7章 ストレージにおけるセキュリティの確保
7-1 SQL Server 2008 の新機能
7-2 認証の管理
7-3 アカウントの管理
7-4 監査

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Microsoft SQL Server 2008導入・移行ガイド


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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