自社サイトに「SharePoint ユーザ企業活用事例レポート001」を掲載しました

私自身もつい先日まで「ユーザ企業のSharePoint運用担当」たっだ訳ですが、やはり悩みは情報の少なさです。仕様がバグが、という以上に「どうこの製品を使うのが正しいのか?」「他のユーザはどう利用しているのか?」その辺り。

これはある意味、仕方ない部分もあります。SharePointは企業ソリューションで、かつ業務を直結しているため「何処まで外部に話せるか」の判断が難しいです。また、そもそも自社内では「普通のこと」なので、何がニーズのある「事例」になり得るのかが判りにくい。

ただ、BP研究会(SharePointユーザ会)などで同じSharePoint担当な方とお話すると、むしろその「普通」が聞きたいんだよね、という意見も頂きます。そこで、折角(?)独立したことですし。その辺りを私自身が取材→考察→レポート化して公開できないものか?と考えました。

という訳で。その第一回目です。

SharePoint 2010による営業ポータル。担当者自身の手による外観カスタマイズでCSMとしての特性を活かす
大手メーカーH社の国際営業セクションでは、従来、各部署が独自でHTML(PHP)によるイントラWebサイトを運用していたが、2011年に三営業部署共同で SharePoint 2010 を導入。およそ1000人の海外セールス担当に向けた営業ポータル(英語)を運用している。
営業ポータルは全セールスむけ内容をトップに、その配下に各部署独自ポータルという構造(いちサイトコレクション)。あくまで管理セクション(日本の本社)から現場への一方向な情報提供ではあるが、情報整理やレイアウトの工夫で、セールス担当が日々の業務で必要とする情報をタイムリーに得られるよう配慮している。

ご協力頂きましたH社ご担当者様、ご関係者様、ありがとうございました。なお一部で誤解を招いてしまったのですが「弊社でお客様にご提案した事例」ではないです。

もちろん、こうしたコンテンツはある程度数があってこそ。今後も継続的に増やしてゆきたいと考えています。ただ、どうしても取材させていただくユーザ企業様に直接のメリットがない企画なので…(汗)大変恐縮ですが、もし機会がありましたら是非、ご協力頂ければ幸いです。

また、今後の方向性についても、少々悩んでいる部分もあります。ぜひ、ご意見ご感想頂けると嬉しいです。


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
FB : 中村 和彦
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