ハイパーギアSharePoint環境向けの情報漏えい防止ツール

以前、HyperGear社のPscanServ Plusという製品をご紹介しましたが。この会社が、この度、SharePoint拡張製品「情報漏えい防止ツール」をリリースされるそうです。

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ハイパーギア、SharePoint環境向けの情報漏えい防止ツール

画面プロテクトfor SharePointは、主としてWebブラウザをクライアントとして用いるSharePoint Server環境において、画面の印刷やキャプチャなどを防止するためのツール。Webページに制御情報を自動設定し、Internet Explorer(IE)のActive Xコントロールによって制御を行うので、特別な暗号化サーバーやプロキシサーバーを導入することなく、容易に情報漏えい対策を実施できるという。こうした制御の仕組みはSharePoint ServerのWebコントロールとして実装され、HTMLへの制御情報設定はWebページ表示時に自動で行われるとのこと。 また、禁止できるのは、印刷、コピー&ペースト、保存、画面キャプチャで、サイトやリストごとの保護設定もSharePoint Serverのアクセス許可画面で簡単に実行できるとした。

おお、なかなか良いですね。

製品の性質上、全てのコンテンツで必要…ということはないと思いますが、秘匿性が高い特的のコンテンツではとても重宝するでしょう。ただ─

対応ブラウザは、IE 6/7/8の日本語版と英語版。

惜しい!実に惜しい

ActiveXを利用している以上仕方ないとは思うのですが、セキュリティ製品ですから。
そうあからさまに「穴」があっては困ります。

一応、SharePoint環境ではブラウザはieに統一されていることが多いでしょう。
とはいえ、ブラウザの選択はユーザの個人的趣味にもよりますので、こっそり FireFox とか Chrome を利用しているユーザーも少なくありません。
ActiveXではなくJavascriptあたりでなんとかならないですかね…。

2010/04/11 訂正
HG社のご担当者に直接お会いする機会がありましたので、上記の件についてお伺いしたところ、Javascriptでブラウザ判定を入れていて、対応ブラウザ意外の場合、「全部全部禁止」という挙動になるそうです。
ようは、細かな機能設定ができるのがieのみ、という意味での「対応」なんですね。

ところで、自慢でもなんでもないのですが。
HyperGear社がマイクロソフト認定パートナーになったのは昨年の10月。
で、このきっかけは、たぶん私です(笑)

昨年、の7~9月、Pscanを導入する際に、HyperGear社とMicrosoftのご担当者に「SharePointに対応しているんだから関連ソリューションとして販売できるのでは?」と提案してみたのです。
その後、何かの際、に久しぶりにHyperGear社のWebサイトを見に行ったところ、いきなりMicrosoftのロゴがあって驚きました。

もっとも、これで私が得することは皆無なのですが…(苦笑)
まあ、なんというか、感慨深いものは有ります。

ハイパーギア
SharePoint 上の共有ファイルを印刷不可・ダウンロード不可にする Pscan Serv Plus
ハイパーギア、シェアポイントサーバー用情報漏洩防止ツールを発売


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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