ビューを編集するとリボンのリストツールが表示されない+1

前回のエントリ「ビューを編集するとリボンの「リストツール」が表示されない」に、完全ではないものの、ちょっとした改善策です。

この問題は海外でも意識されていたようで、MSDNフォーラムにスレッド(と改善策)がありました。

How to show ribbon for webpart by default?

Webパーツを追加したことでリストビュー(Webパーツ)に自動的にフォーカスが合わないことが問題なので、それを強引にスクリプトで行おう、という方法です。

<!– SharePointリボン対策 –>
<script type=”text/javascript” language=”javascript”>

  ExecuteOrDelayUntilScriptLoaded(selectWP, “sp.ribbon.js”);

  function selectWP()
  {
    //get selected webpart
    var wp = document.getElementById(“_wpSelected”);
    if (wp != null)
    {
      //switch to second webpart (the list)
      wp.value =”MSOZoneCell_WebPartWPQ2“;

      //call the ribbon for this webpart
      SelectRibbonTab(‘Ribbon.Read’, true)
    }
}
</script>

「MSOZoneCell_WebPartWPQ2」の部分は、フォーカスを合わせたいWebパーツ領域のIDを指定します。基本的にはこのままで良い筈です。

これで自動的にリストビューがフォーカスされ、通常のリボンが表示されます。

ただ、この方法でも、ビューの問題(パンくずからビューが選択できなくなる)は解決しませんし、画面の別の場所をクリックしてしまうとフォーカスが外れて、メニューが消えてしまいます。ですが何もし無いよりはユーザにやさしい、かもしれません。


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
FB : 中村 和彦
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