続・グローバルナビの2階層目をフライアウトさせる方法

表題の件、続きです。前エントリでは、発行ページでないサイトではフライアウトが無効でした。しかし、この致命的?欠点を回避できる方法が判明しましたのでご紹介します。

フライアウトの設定自体は前回と同じなので割愛。ただ、フライアウトの階層設定は、当然ながら増やせば増やすほどページの容量を増してレスポンスに悪影響をあたえることが想定されますので、そういう意味でも「2」を上限としたほうが無難でしょう。

発行ページ以外のサブサイトについては、以下の設定を行います。

1.サイトの「ナビゲーション」設定で「サブサイトを表示する」のチェックボックスを選択。
2.サイトの「マスタ ページ」設定で「サイト マスタ ページ」の設定を「このサイトの親からサイト マスタ ページを継承する」に変更するか、「このサイトおよびこのサイトを継承するすべてのサイトで使用するマスタ ページを指定する」にて「default.master」を選択。
3.更に、「システム マスタ ページ」の設定を「このサイトの親からシステム マスタ ページを継承する」に変更するか、「このサイトおよびサブサイトが継承するシステム マスタ ページを選択する」にて、「default.master」を選択。

以上で、通常のサブサイトでも、フライアウトが有効になります。

なお、あまり無いケースだと思いますが、そもそもサイトコレクション作成時に「発行」カテゴリ以外のサイトテンプレートを選択している場合、「サイト コレクションの機能」にて、「Office SharePoint Server 発行インフラストラクチャ」をアクティブ化しておく必要があります。

グローバルナビの2階層目をフライアウトさせる方法


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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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