SharePoint2010機能紹介「Wikiページのホームページ」-2-
前回から引き続き、SharePoint2010の機能「Wikiページのホームページ」をご紹介します。2007の「発行機能」のうち、サイトのデザインやレイアウトを代替する機能です。
「Wikiページのホームページ」機能を有効にしたページを編集モードに切替えます。リボンの[挿入]→[Web]パーツから、画面にWebパーツを追加できます。
カテゴリからWebパーツを選択し[追加]をクリックすると、カーソール位置にWebパーツが配置されます。
このとき、SharePoint2007や通常の(機能を有効化していない)サイトページとは異なり、既定の「Webパーツ領域」でなくともWebパーツを配置できるのが大きなポイントです。
一度配置したWebパーツは、従来とおり設定を変更できます。
Webパーツの右上にあるチェックボックスをチェックした状態であれば、ドラッグ&ドロップで自由に位置を変更することができます(チェックを外していると動かせません)。また、これがオフィシャルにサポートされるかは不明ですが、カット&ペーストでも移動できました。
さらにレイアウト用の表組み(「表ツール」)と組み合わせることで、ページを自由にデザインすることができます。2007のSharePoint Designerによるカスタマイズと異なり、HTMLの知識がほぼ完全に不要なのは大きいですね。
ただ、ではこれをエンドユーザに任せられるかといえば・・・やや微妙です。操作が容易になったとは言え、ややこしいリボン(操作パネルとしてはむしろSharePoint2007の方がシンプルで判りやすかった気がします)を覚える必要があることはもちろん、そもそもページの実体が「サイトのページ」ライブラリに存在して、アップロードされたファイルは指定したライブラリに格納されてそのリンクになっていること。「Webパーツ」と「リスト/ライブラリ」の違いは?このあたりの「裏側」をあるていどきちんと理解できていないと、やはり判り難いかもしれません。
SharePoint2007と比較して、相当に「こなれた」ことは間違いないのですが、やはりSharePointは多目的/多機能なぶん、例えばこのWordPressのように「少し触れば理解できる」とはなかなか行かないのかも知れませんね。
SharePoint2010機能紹介「Wikiページのホームページ」-1-
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