SharePoint2010機能紹介「Wikiページのホームページ」-1-
SharePoint2010では、2007で判りにくかった「発行機能」のスタンスがかなり整理されました。
発行機能は、SharePointを外部Webに公開するための機能でした。しかし、そこに(やや中途半端に)独自のWebパーツやレイアウト機能(同一サイト内の複数ページなど)が盛り込まれた結果、実際にはなかなか理解・活用が難しい機能でした。
しかし、SharePoint2010では「発行」は本来のWeb公開にフォーカスし、デザイン機能は「Wikiページのホームページ」に分割されました。まあ、この機能名称もまた判りにくいのですが。なおコンテンツとしての「Wiki」とは直接関係ありませんが、内部的には同じ仕組みです。
SharePoint2010の「空のサイト」テンプレートでサイトを作成すると、本当にまっさらで驚きますが、ここで、サイトの機能「Wikiページのホームページ」を有効にすると、どこか見慣れた画面に変化します。「サイトのページ(ライブラリ)」が自動的に作成され、サイトのトップページが /default.aspx から、ライブラリに内に自動作成された /SitePages/Home.aspx に設定されます。この辺りは、旧発行機能と互換です。
しかしSharePoint2010の「Wikiページのホームページ」は画面レイアウトに特化しただけに、その機能は大きく進化しています。下画面はページの編集モードです。
例えば、旧発行機能ではページレイアウト(領域の枠組み)はページ作成時のテンプレートに依存し、後から変更することは困難でした。しかし、「Wikiホーム」ページでは[テキストのレイアウト]で後から自由に変更することができます。
「ヘッダーつき三段組み」レイアウトに変更しました。
画像は、ローカルからアップロードしてそのまま挿入できます。裏でライブラリに自動アップロードされる仕組みです。また、同じ要領でファイルもワンタッチ挿入できます。
続きます。
SharePoint2010機能紹介「Wikiページのホームページ」-2-
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