SharePoint Server 2007 の wiki 機能

ブログ機能に隠れて忘られがちですが(私だけ?)、MOSS 2007 では、新たにwiki機能が追加されました。

wikiは、ブログと同じように、特殊なサイトテンプレートとして提供されます。

サイトを作成するとこんな画面になります

画面左側には、最新のエントリ、および最新更新が表示されます。

画面右上に、現在表示しているページのコントロールメニューがあります

[編集] をクリックすると、ページを編集できます。
SharePoint2007 標準の拡張リッチテキストですが、入力エリアが横に広げられ、使い勝手が良くなっています(他のリストでもこれを標準にして欲しい!)

[履歴] をクリックすると、このページの変更履歴が表示されます。
ページはバージョン管理されており、さらにどの部分が追加/削除されたかも、ハイライトされて判るようになっています。

[受信リンク] クリックすると、そのページのリンク元を一覧表示します。
便利な機能ですが、ちょっと名称が判りにくいですね。

もちろん、wikiですので、[[テキスト]] と入力すると、リンクが生成されるようになっています。既にその名称のページが存在していれば遷移し、なければ新規作成されます。

作成されたページは、サイト内の [wikiページ] というドキュメントライブラリに、html形式で保存されるようになっています。このライブラリを直接参照して、ページを作成・編集することも可能です。

SharePoint の wiki は、最低限の機能がシンプルに実装されて、なかなか上手くできていると思います。
ただ、この wiki という仕組み自体を、ユーザにどうやって理解させるか…。
悩ましいところです。


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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