SharePoint 2007 の RSS 機能(2)
いまさらですが、SharePointのRSS機能について「続きます」と書いて以来、ず~と放置プレイしてました(忘れてました)
一時期、とある目的でRSSに大きな期待を寄せていたため、この機能調査にかなり注力していたのですが。結局、採用されないままフォーカスが別に移ってしまった、というのが本当のところです。
とはいえ、このままでは気持が悪いので、その時書き漏らした(と思う)項目を書いておきたいと思います。
まず、前提として SharePoint 2007 の RSS 生成機能はかなり荒削りです。
どんな風に荒削りかは前回のエントリをご覧いただくとして…。
ちょっとユーザに開放するには頂けない仕様です。
特に駄目なのは
1.作成日順…といいつつ実は更新日順
2.出力期間がGUIで設定した通りにならない?(ような?)
3.タイトル以外は全て
(3)仕様ですのではどうしようもありませんが、(1)と(2)は対応方法があります。
実は、SharePointのRSSは「リスト単位」が標準ですが「ビュー単位」でも生成されます。
当然、ビューの設定にもとづいてフィードされますので、フィルタやソート設定を利用すれば、明示的に順序や期間、それに条件も指定できます。
たとえば、重要情報だけのRSS、緊急情報だけのRSSなど重宝すると思います。
ただ、ビュー単位のRSSフィードのURLは、設定画面からしか確認できません。
フィード自体の閲覧権限は各アイテムのそれに順じますが、単純にURLの表示が設定画面にしかないためです。つまり、URLを知るにはリストの管理権限が必要です(謎の仕様です…)
このため管理者は、フィードまとめリストのようなリンク集を別途用意する必要があります。
もっとも、RSS 機能は上記の通りそもそも使いにくいので、利用しないのであればいっそ止めてしまう、という選択肢もあります。
Microsoft 関係者にお伺いした限りでは、 RSSは事前に生成されるものではなく、アクセスがあった時点で自動的に作成されるものなので、有効のまま放置してもシステム的な負荷にはならないそうですが(口頭レベルの情報なので確証はありません)、一方で、環境管理者としては、利用しない機能なら予め無効化しておいた方がなにかと安心かもしれません。
無効化は、サーバの全体管理画面から、アプリケーション構成の管理→Web アプリケーションの全般設定から行うことができます。
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