SharePoint 2010で第二言語(マルチランゲージ)を有効にする
SharePoint 2010は、ユーザの操作でサイトの「言語」を切替えることが出来ます。個人的にはこのマルチランゲージ対応こそ、SharePoint 2007に対するSharePoint2010の最大の長所だと考えています。まあ、国内企業の場合、すぐ利用されうること無いかもしれませんが、これからの時代、いつ必要になるか分かりませんよね。
さて、この機能は標準では有効ではありません。言語パック(ランゲージパック)をダウンロードしてインストールする必要があります。以下のダウンロードサイトで、必要な言語を選択してから[DOWNLOAD]をクリックして入手して下さい。
注意点として、複数の言語をダウンロードする場合、すべて同じファイル名になるため、都度変更する必用があります。
この ServerLanguagePack.exe をファームのすべてのサーバにインストールした後、構成ウィザードが必要です。なお、インストールウィザードの最後で、「終了時に構成ウィザードを自動実行する」オプションがあり、これがデフォルトでオンになっているので注意。都度外して下さい。
インストールに成功すると、サイト単位で[サイトの設定]から[サイトの管理|言語設定]が選択できるようになります。
これが設定項目。ここでは第二言語として英語を指定しました。「翻訳の上書き」はこれでは何のことか判らないと思いますが、後日触れますのでスルーして下さい。
すると、画面右上のユーザ名部分のドロップダウンメニューから、言語を切替えられるようになります。
英語になりました。
しかしSharePointって、やはり英語のほうがなんというか、見栄えしますよね…
続きます。
補足ですが、既定の言語を英語にしたい場合、サイトコレクションの作成時に「英語」にする必要があります。たぶん、作成後の変更はできません。