ハイパーギアの PscanServ Plus を導入しました

以前、「SharePoint 上の共有ファイルを印刷不可・ダウンロード不可にする Pscan Serv Plus」でご紹介したソリューションの試用版を入手して、社内環境で SharePoint と組み合わせて試験していたのですが…奇妙な障害が発生しました。

インストール時には、SharePoint のライブラリを監視→ファイルが登録されると自動的に PDF 変換、という処理が滞りなく行われるのですが、一度サーバを再起動すると、この変換がエラーするようになってしまうのです。

最初から変換できないなら、アクセス権の問題やらなにかだと考えられます。しかし、一度成功していたものが、再起動で出来なくなるとはこれ如何に?随分四苦八苦しましたが、調査の結果、とりあえず原因を特定できました。

Pscan Serv Plus をインストールすると、HG/PscanServ Service と、HG/VPrinter Moniter Service という二種類のサービスがサーバに追加されるのですが、このうち、HG/PscanServ Service が実行されていると、SharePoint ライブラリ上のファイルの変換がエラーになります。

サービスを止めれば、問題なく動作するのですが、なにせ「HG/PscanServ Service」ですからね。果たしてこれを止めておいてよいものやら。

この件について、HyperGyer社のサポートに問合せてみたところ、以下の回答を頂きました。

御質問頂きましたHG/PscanServ Serviceについてで御座いますが、PscanServをサービスにて起動する際のサービスとなります。
PscanServの起動方法についてで御座いますが、スタート > プログラムよりGUIにて起動頂くアプリケーション起動と、サービスにて起動頂くサービス起動のいずれかの方法で行います。
アプリケーション起動にて御運用頂く場合には、HG/PscanServ Service は停止の状態が正常で御座いますが、今回お伺い致しました内容より、サービス起動とアプリケーション起動を同時に行っておりました為に正常に動作しなかったものと存じます。
アプリケーション起動にて御運用頂きます場合には、上記サービスを停止して頂きますようお願い致します。

成程。止めて問題ないサービスなんですね。一安心です。

ついでにアプリケーションの起動と同時に設定された監視を自動実行する方法も教えて頂きました。

自動での監視開始の件で御座いますがスタートアップへ御登録頂くことで可能で御座います。以下御参考頂きお試し下さい。
【スタートアップへの追加による自動起動方法(アプリケーション起動)】
1)PscanServインストール時のアカウントでログインします。
2) All Userのスタートアップを削除します。
スタートアップ に御座います「PscanServ5常駐」のショートカットを削除して下さい。
3)PscanServインストール時のアカウントへスタートアップを登録致します。
インストールフォルダ内に御座いますPscanServAS.exeのショートカットを作成し、スタートアップ内にコピーします。
4)コピーした「ショートカット」のプロパティを開いて頂き、「リンク先」の部分に、”-start”を付加し、「OK」で設定致します。
例)”C:Program FilesPscanServ5PscanServAS.exe” -start
5)設定頂きましたアカウントにログインした際に、自動的に監視がスタート致します。

ちなみに、サービスで起動できるならアプリケーションの起動&実行は必要無く思えるかもしれません。実際、サービスとして起動すれば Pscan 自体は自動実行できます。しかし、その状態で監視対象フォルダにファイルを登録しても、PDF 変換してくれません。

この点も、サポートに確認しました。これは、PscanServe がアプリケーションの「印刷」機能を裏で利用している為で、Office ファイルなどを印刷するには、セキュリティの関係で、Windows にログオンしている必要があるのだそうです。

画像データから OCR 認識機能で文字を認識させて(私は重視していませんがそんな機能もあります)、 PDF にするような用途なら、サービス起動で対応できますが、私のように、Office文書の PDF 化を目的としている場合は、アプリケーション起動が必須なのですね。

サポートの K 様、非常に丁寧なご対応、ありがとうございました。

さて、以上で検証は終わりです。実際の動作をユーザにプレゼンしたところ、非常に好印象。採用が決定しました。

導入当初は特定部門のみでの運用ですが、PscanServe はサーバライセンスですので、問題が無ければ利用範囲を全社まで広げる予定です。機密情報の多い研究開発系や製造系部署でのニーズがかなりありそうです。

SharePoint 上の共有ファイルを印刷不可・ダウンロード不可にする Pscan Serv Plus
HYPER GEAR社 Pscan Serv Plus


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
Twitter : @saruhiko
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