デフォルト検索範囲「すべてのサイト」は変更しないほうがいい

検索がらみで、例によってちょっとしたバグ(仕様)を発見しました。SharePoint には、デフォルトでふたつの検索範囲「すべてのサイト」と「人」が存在しますが、ふとした出来心から、サーバの管理画面でこの名称を、「全サイト」「社員」に変更してみたのです。

[共有サービス管理]から[検索/検索管理]→[クエリと結果/範囲]をちょいちょいと弄って完了─

ユーザから見たポータルにも、問題なく反映されました。
しかし、この結果、意外なところに障害が発生するようになってしまったのです。

[共有サービス管理]から[検索利用状況レポート]で表示される「過去30日間の上位クエリ」。

普通はここでクエリ(検索キーワード)をクリックすると、その検索結果画面へと遷移するのですが─

「クエリ内の範囲が存在しません」
エラーです。

これで困るのは管理者だけなので、それほど深刻な問題ではありませんが、やはり気持が悪い。そこで、検索範囲「全サイト」を「すべてのサイト」に戻したところ─直りました。なんだかな~。

結論:デフォルトの検索範囲、「すべてのサイト」は多少名称が気にいらなくても変更しないこと推奨。                     


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中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
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