アイテム(ファイル)のアクセス履歴を表示「SP改 閲覧記録機能」

SharePointに不足した機能のひとつが「アクセス解析」です。標準レポートはあくまで概略であり、個別アイテムの閲覧数や「誰が」見たかを特定することはできません。

もちろん、IISログを解析すればよいのですが(IISログからSharePoin のアクセス解析を行う)お世辞にも容易とは言えません。エンドユーザが行うのは無理があります。

しかし、掲示板やブログを運用すると必ず「この記事をどれだけのユーザが読んだか知りたい」ときには「未読ユーザに督促メールを送りたい」等の要望が挙がります。

このニーズに応えるのが、アンク社製品「SP改 閲覧記録機能」です。
SharePoint2007、2010に対応します。

「SP改 閲覧記録機能」概要

「SP改 閲覧記録機能」は判りやすく言えば「足跡」です。アイテム(ファイル)を閲覧したユーザを記録し、プロパティとして表示します。さらにそこから未読ユーザにのみメールを送信する機能(PRO版のみ)も実装されています。

まず、機能(フィーチャ)を有効化すると、リストの設定画面にオプションが追加されます。

次にアクセスを記録する対象をリストのアクセス権(ユーザオブジェクト)から指定します。「アイテム毎に指定」も完全な自由選択ではなく、やはり「アクセス権の中から」その都度、指定することになります。

その他、以下のように細かいオプション設定が可能です。


設定を行うと「閲覧記録」列がシステム的に追加されます。

履歴はこのようにユーザ単位で記録・表示されます。


※アンク社ロゴは試用版のみ表示

[メール送信]ボタンをクリックすると、このようにGUIから未読ユーザにメールを送信することが可能です。

製品内部仕様と制約事項

SharePointのコンテンツデータベース内に専用のテーブルを作成し、そこにユーザ単位で閲覧履歴をストアします。この仕様上、個々のデータ量は微々たるものですが、アクティブなユーザ数が多い環境ではレコードが膨大な件数になりえます(例:365日×3000user×10hit=10950000行)。

もちろん、製品としてはテーブルのチューニングには十分な配慮がなされており、パフォーマンス面での影響は原則としてありません。しかし、とくに大規模環境で利用される場合には、数年前のログはデータベースから削除する等の運用を考慮したほうがベターかもしれません。

また、閲覧記録は指定されたユーザ(ユーザオブジェクト)だけを記録しますが、この際 NT AUTHORITY\authenticated users は利用できません。全ユーザの履歴を記録したい場合には、domain users を利用すれば実質的に可能です。しかし、SharePointのオブジェクトモデルの制約があり、2000user以上が存在するユーザオブジェクトは指定できない製品仕様です。この制約を解除することは可能ですが(アンク社サポート対応)、パフォーマンスを考慮するとあまりお勧めできません。

ライセンス価格とサポート

■WFEライセンス(※WFEサーバ台数必要です)

2010-Standard   : 90,000円(年間アップデート権 18,000円)
2010-Professional : 120,000円(年間アップデート権 19,000円)
2007-Standard   : 70,000円(年間アップデート権 24,000円)
2007-Professional : 95,000円(年間アップデート権 19,000円)

■ファームライセンス

2010-Standard   : 300,000円(年間アップデート権 60,000円)
2010-Professional : 370,000円(年間アップデート権 74,000円)
2007-Standard   : 240,000円(年間アップデート権 48,000円)
2007-Professional : 295,000円(年間アップデート権 59,000円)

■サポート

年間サポート 200,000円

・製造元ANK社が製品仕様に関するご質問から技術支援まで、サポート対応を行います。
・原則として年間40時間を上限とします(追加は別途お見積もり致します)
サポートは必須ではありませんが、一定規模以上のお客様には強くお勧めします。

■弊社特典

・割引 – 製品ライセンスおよびアップデート権価格の5%。
・製品ご購入を伴うお取引あたり、弊社アドバイザリサービス(3時間)を無償提供。

試用版・お問い合わせ・お見積もり

SharePoint Maniacsでは、本製品をお取扱いしております。弊社からご購入頂きましたお客様には、上記特典を進呈いたします。

製品の性質上、お客様の環境により正しく動作しない場合があります。必ず試用版にてテストをお願いいたします。Standard版はANK社Webサイト よりダウンロードできます。Professional版につきましては、弊社までお問い合わせ下さい。

この製品に関するお問い合わせや、お見積もりのご依頼は[お問い合わせ]からお願いいたします。


Author

中村 和彦(シンプレッソ・コンサルティング株式会社 代表)が「ユーザ視点の SharePoint 情報」を発信します。元大手製造業 SharePoint 運用担当。現SharePoint コンサルタント。お仕事のお問い合わせはこちらまでお願いします。当ブログにおける発信内容は個人に帰属し所属組織の公式発信/見解ではありません。
Twitter : @saruhiko
FB : 中村 和彦
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